夏の暑さ対策は窓対策が重要です
これからの季節【暑さ】は大敵ですよね。昨年の5月でも熱中症による救急搬送人員は2668人と、年々増加している状況です。熱中症対策といえばこまめな水分補給・睡眠・衣類の工夫などありますが、お住まいも対策が必要になってきます。室内の暑さの主な原因は【窓】から入ってくる太陽光です。日当たりのよい南向きの部屋、西日が差し込む部屋など、時間帯によって光の入ってくる部屋は変わります。
窓が大きいとそれだけ光も多く入ります。光とともに熱も一緒に入ってくるため、窓面積の大きさに比例して室内の温度が上がりやすいといえます。そのため、【窓】を対策するだけで熱の流入を大幅に防ぐことができるんです。
電気代を気にして冷房の使用を抑えている人も多いのではないでしょうか。
熱中症予防のためにも、電気代を心配しすぎることなくエアコンを使用できるよう、日差し対策をしっかり行っていきましょう。
例えばこんな対策
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対策1・・・遮光カーテン
最も手軽なアイテムはカーテンです。ほとんどの家庭に取り付けられているカーテンを、夏用の遮光カーテンに変更してみましょう。
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対策2・・・断熱シート
窓に貼るタイプの断熱シートも手軽で便利です。こちらは直接窓に貼り付けて熱を遮断します。夏用、冬用、オールシーズン用といった、季節に合わせたシートが各種販売されていますので、夏用を選んで使用してみましょう。UVカット機能が備わっており、夏の強い紫外線を防いでくれます。
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対策3・・・遮熱ブラインド
カーテンと並び、ブラインドにも日差しをさえぎる効果があります。羽根の1枚1枚に遮熱効果を持たせた商品が便利です。カーテンと異なり羽根の角度をこまかく調整できますので、風通しをよくしたまま、遮光・遮熱ができます。
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対策4・・・シェード
洋風の住宅にはシェードもおすすめです。シェードは断熱・遮光・防水コーティングなどをほどこした大きな布で、サンシェードとも呼ばれています。工事不要で取り付けることができ、気軽に利用できます。色柄も多種多様で選ぶのが楽しいアイテムです。
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対策5・・・グリーンカーテン
ゴーヤや朝顔・ヘチマ・ひょうたんなど、夏に生育するつる植物を利用したグリーンカーテンは見た目も涼やかです。
植物の蒸散(葉の裏から水分を蒸発させる)は、気化熱が発生し周囲を涼しくします。日差しもさえぎることができますから一石二鳥ですね。
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対策6・・・窓ガラスの材質変更
窓そのものを変えてしまうのも効果がある方法です。寒冷地の二重ガラスはよく知られていますが、夏向けに熱を遮断する二重構造の遮熱ガラスというものもあります。窓から入る日射熱を5割程度カットする製品もあるので、ほかの対策と組み合わせれば十分な効果を発揮してくれるでしょう。
お手軽なところからリフォームまで、暑さ対策は【窓】からしていきましょう。
必要以上にエアコンの温度を下げるのではなく、窓対策の後適正温度で電気代を節約して快適な生活を目指してくださいね!