皆さまアスベストという物質をご存じでしょうか。

アスベストは天然の鉱物で石綿（いしわた・せきめん）とも呼ばれ、耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性などの特性に非常に優れ安価であったため1970年から1990年代に大量に日本に輸入・製造され、建築物の材料として広く使用されました。

しかし、空中に飛散した石綿繊維を長期間大量に吸引すると肺癌や中皮腫の誘因となることが指摘され2006年以降石綿は完全に製造・使用・輸入禁止になりました。

ですがそれ以前に建てられたおうちには残っているのです。

アスベストは非常に細かい繊維質のものなので一旦空気中に放出されると消滅することなく長期間空気中に浮遊し、吸い込んでしまうと体外に排出されることなく肺などに徐々にたまっていくそうです。

アスベストの規制が強化されます！

そのアスベストに関する規制が強化され、２０２２年４月以降に着工する一定の規模以上の工事には事前に石綿含有の有無を調査し、調査結果を事前に申請することが義務付けられました。

一定規模以上の工事とは

• 延床80㎡以上の解体工事
• 請負金額100万円以上の構築物の改造・補修作業
• 工作物100万円以上の解体・改造等の工事

アスベスト建材が使われたお家に住んでいるだけでは通常健康被害はほとんどありません。

ですが、ひび割れなどの経年劣化や損傷によりアスベストの飛散の恐れがある場合、ご家族の健康に害が及ぶ可能性がありますので 早めの調査点検、除去や劣化を放置しないメンテナンスが必要になってきます。

ATTENTION 作業計画書の作成や申請などでとても時間がかかりますので、大規模なリフォーム工事をお考えの方はお早めにご相談ください！！